TAISHI TERRACE web版 2019/07公開
▶「太子町地車見聞録」
だんじり祭り、と聞いて岸和田の秋祭りを想像する人は少なくないでしょう。
しかし、地車(だんじり)は大阪府下全域に存在し、それぞれ違った祭礼を行っているのです。
この太子町にも、五つの町会が所持する地車が科長神社の夏祭礼にその姿を現します。
ここでは、来る七月の祭礼に向けて、五台の地車を紹介したいと思います。
永田町
南河内地域では唯一の岸和田型地車で、明治28年に製作されました。永田町に来たのは平成8年のコトです。岸和田型地車なだけあって、彫刻が他四町よりはるかに多いです。令和元年の祭礼終了次第、修理に入る予定です。
西町
天保七年に製作された地車です。南河内全域に多く存在する石川型の地車と似ています。平成八年、及び平成二十七年に大改修を行っています。屋根についている金物や彫刻は、太子町で製作された物の中では細工のクオリティが高いです。
大道町
西町と同じく石川型と似た型で、大阪府下で二番目に古い地車です。平成十四年に修理が行われ、色彩等、綺麗になるよう手直しが施されました。竹内街道灯籠祭にも姿を見せるなど、太子町の中では目にすることが多い地車です。
東條町
大阪府下で三台しか無い船型地車の内の一台です。更に、現存する地車の中で最も古く、天明七年に製作されました。平成十三年及び平成二十六年に修復が行われ、現在は新調当時に限りなく近い姿を見る事が出来ます。
後屋町
東條地区と同じ船型地車です。平成二十年に修理が行われました。太子町の地車の中では唯一、正確な製作年代が不明です。(江戸時代末期と言われています)。土台部分こそ独特な船型ですが、屋根周りは石川型と似ています。
太子町立中学校 社会科学部
文部科学大臣賞受賞!
第十七回トムソーヤスクール企画コンテストで全国から200件以上の応募の中、太子町立中学校社会科学部は学校部門の最優秀賞となる「文部科学大臣賞」に選ばれました。子どもたちが主体になって、冊子の発行や小学校への出張授業など積極的な広報活動を行い、地域おこしを根付かせて行こうとする姿勢が評価されました。また、生徒たちの熱心な取り組みが地域の環境教育に大きく貢献している点も高く評価されました。
社会科学部とは?
社会科学部は太子町の歴史や自然などの魅力を 調べて、たくさんの方に知ってもらう活動を行っている部活動です。
社会科学部の主な活動
絶滅危惧種のカワバタモロコ の研究やホタル、アユの研究を行っている研究部。太子チャンネルという冊子を作ったり、LINEスタンプの作成を行っている、社会部。自然観察会を行ったり、キャンドルナイト行っている地域連携部に分かれて活動しています。
社会科学部が研究中!
南河内で太子町だけ!
絶滅危惧種のカワバタモロコ!!!
カワバタモロコという魚を聞いたことがありますか?カワバタモロコは、体長約3cmで、5~6月ごろには婚姻色という金色の線がオスの体に出てきます。飼育するのも簡単で、夏場の暑さにも死ぬことなく飼育できます。
しかし、絶滅危惧種に指定されていて、南河内地区でも1ヵ所でしか生息が確認されていません。そこで、カワバタモロコを絶滅から救うために、カワバタモロコの生態や生息地であるため池の環境などを調査し、研究をしています。
今までに、カワバタモロコはナワバリを持たず、産卵した卵を自ら食べてしまうということなど、たくさんのことがわかりました。これからも研究を続けていき、カワバタモロコを絶滅から救う方法を明らかにしていきたいと思います。
「太子町のホタル」
太子町には「ゲンジボタル」や「ヘイケボタル」「オオオバボタル」などが生息していま
す。太子温泉付近の唐川や太井川などでホタルを見ることができます!
ホタルが発光するのは「オスがメスを誘うため」という説の他に「敵を脅かすため」という説や「食べるとまずことを警告する警告色である」という説など、いろいろあるみたいです。
ホタルを見る時の注意
①ホタルを取らない。
絶滅の危機にある生き物なのでホタルを捕まえては行けません。
②強い光を出さない。
スマートフォンや懐中電灯などの強い光を出さないで鑑賞しましょう。
③静かに見ましょう。
ホタルは繊細な生き物で音にも反応する恐れがあるので大きな音を出さないようにしまし
ょう。
最後に
ホタルは環境悪化や異常気象、光害やホタル鑑賞者のマナーなどによって減少していま
す川にゴミを捨てたりすると川が汚くなってホタルやほかの生き物が住めなくなるので
川を綺麗にして、ホタルやほかの生き物達が生きていける川にしていくことがとても大切
なことなのではと思います。
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