太井川
太井川とは、太子町に流れている川で太井川にはカワニナという生物がすんでいて、カワニナを求めて多くのホタルが集まってきます。そのカワニナとホタルの生態について調べました。
カワニナは体長30㎜ほどで細長い円錐形をしています。殻の段数は10段程度ですが、
水の中に溶けてしますので頂点が欠けているものがほとんどです。
生息域は東アジアで、日本の河川でも見ることができます。
川の上流から下流にかけ、流れが緩やかなところや、流れが細いところにいます。
少し汚れた川でもすむことができます。
ヘイケボタルやゲンジボタル幼虫の餌として知られており、
カワニナがいない川にはどんなにきれいな川でもホタルは棲めません。
一部の地域では食用にされています。
カワニナはメダカなどと一緒に飼育されることがあります。
飼育方法は日本の河川に棲んでいるので水温は5~27度が適切で30度付近の日が続くとカワニナは耐えられずに死んでしまいます。
食べ物は主に石についた藻や水底に沈んだ落ち葉を食べますが、
魚の死肉を食べたりもします。
ホタルにはゲンジボタルとヘイケボタルの二種類がいます
ヘイケボタルはゲンジボタルより一回り小さく7~10㎜で、
光の点滅はゲンジボタルより早いです。
ゲンジボタルより汚れた水域にも生息し水田、湿原で繁殖するので身近に見られます。
早い場所では4月から見られ、10月ごろまで続きます。6,7月に100個前後産卵します。20日程度で幼虫が羽化し、5,6月に水際に土繭を作りさなぎになります。こうして、約1年で成虫になります。
ゲンジボタルの体長は12~15㎜で里山環境の小川や水路付近にすんでいます。5,6月に見られヘイケボタルより期間が短いです。成虫は餌を食べずに、水分のみ補給します。幼虫は肉食で、カワニナを捕食します。
メスは石に生えたコケなどに卵を産み、
1か月程度で卵が羽化し幼虫は川の中で冬を過ごします。
春になると雨の夜に上陸し、土に潜り、周囲の泥を固めてマヨを作ります。
その中でさなぎになる。卵、幼虫、さなぎ、成虫ともに発光できます。
光り方には、プロポーズのため、刺激されたときと、敵を驚かせるための
3種類の光があると言われています。
ホタルが近くにいたら軽く息を吹きかけたら、刺激され光ります。
参考文献
https://oitamedakabiyori.com/contents/post-340.html
https://www.honda.co.jp/outdoor/knowledge/adventure/picture-book/genjibotaru/
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