天白山妙見寺
宗派 曹洞宗(禅宗)
本尊 十一面観世音菩薩立像(じゅういちめんかんぜおんぼさつりゅうぞう)
開山 蘇我馬子(推古天皇六年)598年
妙見寺は、598年(推古天皇6年)、蘇我馬子の創建と伝えられ、七堂伽藍(しちどうがらん)を備えた大寺であり、河内の国最初の霊場である。
七堂伽藍…寺の主要な七つの建物。
南北朝の乱の被害を受け焼失するが、1661年~1673年、僧浄悦(そうじょうえつ)によって再興され、曹洞宗に改めたという。
明治に入り廃仏毀釈運動(はいぶつきしゃくうんどう)の影響を受け、1873年(明治6年)3月6日廃寺となった。
廃仏毀釈運動…仏教を受け入れられないとして、しりぞけるための運動
しかし、鎌田誓由(かまたちかよし)らが明治13年5月12日に現在の地に妙見寺を再興し、現在に至っている。
(僧浄悦と鎌田誓由妙見寺縁起以外の詳細不明)
南北朝の乱で七十二坊伽藍被害(しちじゅうにぼうがらんひがい)という火事被害を受けたが、不思議なことに観音さらに妙見の二堂は境内の真ん中に在りながら、焼失をまぬがれたと伝えられている。
妙見寺旧寺地からは、これまで耕作などに伴って古瓦(ふるかわら)が発見されている。
八葉複弁蓮華文軒丸瓦(はちょうふくべんれんげもんのきまるがわら)は地元の旧家に保管されたもので、外縁に連続する三角形を飾った川原寺式の軒丸瓦である。
現在の対策
現状感染経路を断ち自粛している。
月参りや法事は中止・延期・縮小などになったり葬儀は一連の流れが一緒になったりしている。
寺院の予防対策でアルコール消毒や人数制限、間隔保持、換気、体温計測、マスク装着などで対策している。
1. 妙見寺は河内の国最初の霊場である。
2. 南北朝の乱で焼失し1661~1673年に再興され廃仏毀釈運動で廃寺になり1880年に再興されて現在に至っている。
3. 火事被害を受けたが観音さらに妙見の二堂は焼失をまぬがれたことから火伏せの妙見寺と伝えられている。
他にも紹介していない寺宝が多くあるのでぜひ足を運んでみてください。
※この記事は「妙見寺の公式ホームページ」、「太子町竹内街道歴史資料館」の内容と僕たちが実際に取材をしたことを参考に作成したものです。
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